2016年8月13日土曜日

宗教観は日本人には馴染みがない

「最近終わらせたゲーム」が余ってたので紹介します。

Everybody's Gone To The Rapture -幸福な消失-

DL版のみの発売がされているのですが、タイトルは見たことあるけどやったことないって人もいるかもしれません。
僕も配信開始前に少しだけ世界観と非常に美しいスクリーンショットを目にする機会があって非常に興味を持ったので購入しました。

本作の舞台はイギリスの「突然人々が消失した」ヨートンという村。
主人公(?)は村の中を光の玉に導かれて探索し、かつてこの村で起こった出来事や人々の動きをたどってこの村でかつて何が起こったのか、消失の瞬間人々は何を考えどんなことをしていたかを知っていきます。

操作は非常に単純。アクション要素は全く無く、扉を開けたりラジオをつけたりするための○ボタン、重要イベント開始のための六軸操作。あとは移動のみです。


かつての人々の会話や行動は上のように光の輪郭で表現されます。
光だけで表現される分、違和感のない演技で心情を上手く表現されていたと思います。

ストーリー的内容に触れる前にまず作品としてですが、なにより非常に美しく表現された自然風景に驚かされました。


舞台となる村はいくつかのエリア(キャンプ施設や農耕地など)にわかれているのですが、どれも複雑なつくりをしており、ゲーム的なわかりやすいマップ構成では無く、実在する村であるような構成がされていると感じました。これによって没入感の深いゲームプレイを楽しむことができました。


内容についてです。
ゲームは5エリア存在し、エリアごとに辿る記憶の中心人物が決まられています。ただそういった仕組みであるため辿る記憶の時系列はバラバラです。割と登場人物も多いので意識しないと時系列順に出来事を把握するのは難しいかもしれません。自分の中で見事に「あの時の話はここからきてるのか~」となれれば面白いのですが時間をあけてプレイをする場合にはそうはなりにくいですね。



素晴らしい雰囲気、風景、音楽で展開される魅力的なゲームでありますが一番の欠点がなにより足の遅さであると思います。
一応R2押しっぱで少し移動速度は向上しますがそれでも遅いです。

足の遅さによってせっかく複雑に作られた魅力的なマップ内の探索も苦痛になってしまいますしリプレイ性の低下を招いてしまっています。
一度ですべてを理解することが難しいストーリー展開であるからこそ、リプレイ性が低くなってしまうのは非常に惜しいと思います。

この移動速度設定にあたってゲームの雰囲気や景色を十分に楽しんでもらうという意図があるのだろうとおもうのですが
ここまで良い素材を揃えた作品なのですからそこに魅力を感じるユーザーはゆっくり歩いて雰囲気を楽しむでしょう。
速度の幅を狭くしたのは作品全体の素晴らしさを低減させてしまっているのを非常に残念に思いました。


文句なしの雰囲気ゲームとは言えませんが(雰囲気ゲームを悪評ととらえる方もいますが僕は違うと思ってますので、、、)

非常に作りこまれた芸術性の強いの雰囲気ゲームであると感じました。
やってて自然と鳥肌が立つゲームは素晴らしいですからね!(持論)
僕はこのゲームで数えきれない回数鳥肌立ちましたよ

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